<一般社会だと余裕で乗用車判定されずに搬入車的エリアへ排除的なwww>
先週末は箱根に滞在。
レジアスエースで御殿場方向から芦ノ湖へ抜けました。
普通だと乙女峠→裏街道→仙石原→元箱根的なルートが一般的ですが、
一旦長尾峠に逸れてから、箱スカ→芦スカ→湖尻と戻ってプリンス様の縄張りへ・・・
先日からスモールとその他諸々を荷室に積みっぱなしにして「重り」として使用しています。(100kg弱かな?)
積むと多少トラクションが良くなるので路面が悪くタイトに回り込む長尾峠でどんな感じになるのかを確認してきました。
結果は・・・
全然ダメ(笑)
厳かに走っても勢いで走ってもタイトに回り込むと簡単にインリフト傾向が出てトラクションが抜ける。
左足ブレーキ的な操作を組み合わせてもかなりイマイチ。
高低差の大きいヘヤピンカーブで意図的にインに寄せて小さく回り込んでみたらホイールスピンを起こして失速~スタックしてしまいました。
走らせ方・使い方というよりは根本的な構造の問題ですかね。
FRでオープンデフの車輌自体は全然珍しくありません。
が、レジアスエース(ハイエース)の場合はリヤがリジットアクスルのリーフスプリング。
1トン積みとしての耐加重・耐久としては大変有利ですが、独立懸架車輌とは異なり構造上コーナリング時のリヤタイヤ接地性は良くありません。
路面状態や荷重変化の影響で簡単にトラクションが抜けたりホイールリフトしてしまう。
さらに駆動輪直上が荷室のため、非積載時や積載重量が少ないと顕著にその傾向がでます。
空荷状態だとFRのレジアスエース(ハイエース)がちょっとした段差や傾斜を超えられなかったりするのは全部このせい。
貨物車として考えると目的外使用的な乗り方なので仕方が無いのですが、
そろそろ季節的に突発的な悪天候に見舞われる可能性もありますし、積雪や凍結路を走る必要も出てくるかもしれません。
なんとなく時間が取れずに放置していましたが、本格的に冬期に入る前にトルクセンシティブ式の機械式LSDを装着してこようと思います。(今週中!!)
<おまけ>
走破力だけを考えればフルタイム4WDが良いと思いますが、4WDのレジアスエース(ハイエース)は面白くもなんともない。
レスポンスの良くないビスカスカップリングも気持ち悪いし、イニシャル前後50:50の駆動配分がアクセルやステアリングでの車体操作性を相当に落としています。安定の実用4WDと言えばそれまでですが、ホントに重たく曲がらないタダのビジネスカーでしかない。
さらに標準ボディの場合は回らないディーゼルエンジンとの組み合わせがセットになるので全然イケてない。
私の場合、100%遊びに使っているだけなので貨物車だとしても「操作」という部分では楽しんで乗りたい。特にアクセルと舵を独立して操れるFR特有のドライバビリティは捨てがたいです。
現状不安定なリヤの挙動も、高速道路等のフラットで荷重が懸けられる路面であれば踏みつづければ安定してるし、コントロールも出来る。舵取りと組み合わせれば定常旋回もスムース。フロントはかなりロールしますが、スタビリティは高いので積極的にノーズの向きを変えられます。
LSDへの換装でより楽しく面白い方向に振れて行くはずでしょう。