コーティング その1

wdxly
お決まりですが、ディーラー様で「ガラスコーティングはどうしますか?」と訪ねられました。反射的に「なしで!」とスルー。
(この段階では、単純に「高いからパス!」っていう単純な理由)

車業界に数多く存在する怪しいものの1つであるコーティング関連(笑)
「何をもってコーティングなのか?」とか「どの分子のどういう構造をガラスと定義するのか?」等の根本的な闇があるのもそうなんですが、なによりも製品原価と施行単価との乖離が大きすぎる。
極論、誰が塗っても同等の効果が得られるものなのにねーwww

例によって「自分で塗るよ!」ということで、原液確保のためにベスパじゃ無くって車を洗ってもらってる洗車屋君に連絡。

ところが・・・
「え、ハイエースの黄色?ライトイエローですか?」
「あーあれはねー磨いちゃうと白くなっちゃいますよ」との事。

え?そうなの。

ライトイエローはパステル調でトーンが明るいため、
コーティング剤塗布前の下処理でトップコートのクリアをコンパウンドで磨いてしまうと光の反射が良くなりすぎちゃって色が飛んじゃうみたいです。
その上に業務汎用とされるエタノール系溶剤とプラスティック系ポリマーの配合率が高いコーティング剤を乗せるとさらに塗膜がボテッと厚めに載ってしまうので、よりその傾向が強くなってしまうらしい。
確かに言われてみるとゴト車的に使っている個体は普通に黄色く見えるんだけど、きれいにカスタムして仕上げている車両は「ん?白か?599か?どっちだ?」と近寄らないと区別がつかない事が多い。

599
色映えが欲しいのであれば、研磨はせずにクリア層のアンジュレーションはそのままにして、マットコート用のコーティング剤を使って過剰にツヤ出しをしない方が良いそうです。
そして、マットコート向けの製品は種類も少ない上に、お高いので無駄らしい。
普段はプレクサスとかバリアスコート的なヤツを吹き付けて、たまにコンパウンド入りのワックスで擦ってやれば良いんじゃ無いっすか?って事でした。

ケチってパスしたコーティングでしたが、少し方向の違う切り口の結果に落ち着きました。

<つづく>

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